明日から本気出す。

少年Aブログ

駒澤陸上部ライフ開始

前回の記事で書いたように不安ながらも俺の駒澤大学の陸上部ライフ開始した。

入寮してすぐ上下関係が厳しそうな雰囲気を感じ取っていたので、俺はビビっていた。

高校時代の上下関係は緩くて、先輩も友達に近い感覚やったけど、そんな感覚は忘れて郷に入れば郷に従うべきである。

高校時代のように先輩に
それ、チョバリバっすねw
なんて間違っても言ってはならない。

そもそも超ベリーバッドなんて死語やし、地球上で使ってるのが俺だけの説さえあるから一刻も早く封印した方が良い。
と自分に言い聞かせ、先輩にから気に入られる人物像をリサーチした所、寡黙で真面目なタイプが好まれる匂いがした。

うるさくて不真面目な俺と真逆のキャラのような気がしたが「俺は変わる」と決意を胸に秘め寮生活を過ごす事となった。


決意したものの俺が身にまとうテキトー感全開の雰囲気を隠す事は難しく、舌の根も乾かぬうちに先輩から目を付けられる事になってしまった。

立ちはだかる挨拶の壁

体育会系あるあるやけど、大きな声で元気良く挨拶する事を求められるので
俺はノイズキャンセリングでも貫通できる程のボリュームで挨拶していた。

だがある日先輩に挨拶をすると「声でけーよ」とボソっとキレられてしまい、挨拶ボリュームの見直しをする事になった。

心の中では薄々でかいボリュームだとは思ってたとは言え、
挨拶の声小せーよ」と注意された事もある俺としては、小さい声で挨拶して再度注意されるリスクも避けたい。


どの世界でもそうやけど、2回同じ事で注意されるのは重罪である。
もう2度と挨拶で怒られてはならない
そんなプレッシャーを感じながら挨拶をする事になった俺は完全に挙動不審になっていた。

挨拶した時にリアクションがない先輩は
俺の挨拶届いてるかな・・・。もう1回しようかな・・
でも朝から挨拶連打されてもウザイよな・・

と、オドオドし、見るだけで不快感を与える挙動となっていた。

挨拶もう1回するかどうしよ・・・と弱気になっていたかと思えば
てか挨拶のリアクションぐらいしろや!

と急に強気な俺が脳内で現れていたので、現代で言うメンヘラだったのかもしれない。


ホームシックになった俺

環境に馴染めない俺は上京してすぐにホームシックにかかってしまった。

ホームシックなんてパワプロのサクセスモードだけの話やと思っていたけど、俺もバリバリのホームシックになったのだ。

その病にかかった俺は
・実家に帰りたい
・地元の友達や彼女と会いたい
しか考えられなかった。


どんだけ甘えん坊やねん。
と思う人もいるやろうけど


そう。

俺は甘えん坊なのだ。



紛れもなく甘えん坊なのだ。


ただ、齢18の俺はそれを認めるのが恥ずかしくて、同級生に

「え?みんなホームシックなってないの?」
「普通なると思うで?」

と、なるのが一般的かのように振舞うが、同意を得られず、俺が甘えん坊であると民主的に判断されてしまった。


そんな病になったものの、1つ大切な事に気が付く事ができた。

そう。
お母さんのありがたみだ。

食事の準備と片付け、洗濯の大変さを感じながら

お母さんはいつもやってくれてたんやな。
ありがとう・・。

そんな感謝の気持ちがこみ上げてる中で、
俺のトレーニングウェアにこっそり名前を書いてくれたのを発見した時は、涙が溢れた。

トレーニングウェアって似てるから、間違わないように名前を書いてくれてたんやな・・・。(ぐすん)


思い返せば小学生の頃、スーパーファミコンのカセットにも名前を書いてくれてたし、きっとそんな気持ちで名前書いてくれてたんやろうな。

あの頃より俺は大人になったつもりやったけど、親から見ると俺は子供のままなんやろうな。


と、人生で初めて親側の気持ちを考えた瞬間だった。







結局ホームシックが完治するまで1年近くかかったので、俺がこれまで1番長く付き合った病気だったのかもしれない。


なった事は少し恥ずかしいけど、隠しても仕方ないので
病院で「これまで1番大きな病気は?」と聞かれた時には

ホームシックっすね。
と堂々と言える器の大きい男になりたい。



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