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駒澤大学の入学が決定。いざ上京へ。

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駒澤大学の入学が決定。いざ上京へ。

無事駒澤大学の陸上部のセレクションに合格し、ウキウキの俺は周りに進学先を言いたくて仕方なかった。

とは言え、自分から
俺、駒澤大学の陸上部のセレクション合格したわ。
と言うのはウザがられる。

ウザさに定評のある俺でも流石にそれは分かる。

スポーツ推薦やから決まるのが早かったけど、他の受験生はまだ試験を控えて不安な時期である。


そんなデリケートな時期に
「俺、大学決まったわ」(ドヤ)
なんて言おうもんなら、友好関係にヒビが入りかねない。


友好関係を保ちつつ自慢したい。
そんな欲望を満たすべく
進路の話を自然な流れで取り入れ、質問されるのを心待ちにしている愚かな俺がいた。


そんなウザかった俺やけど、その時付き合ってる彼女と遠距離恋愛になってしまうのは寂しかった。

彼女は合格した事に喜んでくれたが、どこか切ない表情だったので

その表情を見て「絶対ずっと一緒やから!」と本気で言っていた、青春ど真ん中の俺がそこにいた。







今思うと恥ずかしくて死にそう。



でも嘘ではなかったし、本当に思っていた。





神よ。



10年前のピュアな気持ちを戻してくれ。


駒澤大学陸上部の入寮日

2006年3月8日。俺は上京することになった。

友達と彼女が京都駅まで送ってくれている道中、友達に
「今日からお前らは友達から京都の友達に格下げになったわ」
と寂しさを隠す為にイキっていた。


でも京都駅に着いた時は寂しさメーターが爆発して、イキりながら号泣する俺がそこにいた。


東京に到着し、駅内の液晶モニターの多さに
東京ってすごいっぺな〜。
と感嘆するものの、すぐさま彼女と友達には
これが東京のリアル
とその写真を送り、再びイキってしまっていた。



相部屋の先輩、良い人やといいな・・・。
同期とは仲良くできるかな・・・。


そんな不安で胸がはち切れそうになりながら寮に到着。


寮内ではテレビで見た人ばかりがいる。


そしてテレビで見た憧れの先輩に


こんにちは!

と三ツ矢サイダーのCM級のフレッシュさで挨拶するものの



先輩は無反応。



え?


これ無視された・・?


そんなワケはない。
爽やかさ全開かつ、俺の人懐っこい笑顔を添えたので、人道的には無視などできないはず。

と自分に言い聞かせるものの、寮を案内してくれたマネージャーが
「あんま気にしなくていいよ。」

と一言。



・・・え?どうゆう事?
今、無視したのは確信犯で「気にしなくていいよ」って事?

そんな非人道的な風潮なら俺の寮生活は終焉したも同然やんけ。


と終焉していないか確かめるべく、再びすれ違った先輩に、三ツ矢サイダー級の挨拶をかますものの


再び、無反応。








終わった。


そんな絶望感が胸のポケットに収まらない状態で、その日は九州の2人と福島から来た謎の選手と多摩川沿いジョグをした。

先輩に挨拶して無視された事を吐露しながらジョグすると

九州の奴が「俺なんて同部屋の先輩から無視された。めっちゃ怖ぇよ・・・」と不安を吐露していた。



上には上がいた。
これから同部屋で過ごす後輩の最初の挨拶を無視するとは、なかなかパンチが効いている。




こうして俺の駒澤大学の陸上部ライフがスタートした。

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駒澤陸上部ライフ開始

前回の記事で書いたように不安ながらも俺の駒澤大学の陸上部ライフ開始した。 入寮してすぐ上下関係が厳しそうな雰囲気を感じ取っていたので、俺はビビっていた。 高校時代の上下関係は緩くて、先輩も友達に近い感 ...

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少年A

1児のパパ。 昔から他の追随を許さない無能だと自負している。 怒られやすい遺伝子が骨の隋まで刻みこまれている。 子供には遺伝ほしくなかったけど、遺伝してそう。

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